死んでも死んでも僕たちは理由も知らず産まれてきてしまう。

倒れても倒れても何故か僕たちは立ち上がってしまう。

傷ついても傷ついてもぼくは。

死ぬことが終わりが何を意味するのかなんてわからない。

また手を伸ばそうとすることが、始まりが何を意味するのかなんてどうでもいい。

全てが美しいなんて言える訳も無い。

ただあの日のきみの熱はぼくの種だし、

ぼくの涙が雨の日にひれ伏した誰かの喉をもしも潤すのならば

今日どんな色をこの世に残したとしてももはやそれはイノチと呼ぶべきものだ。

こんなにマゾヒスティックなこの社会で、きみに映るぼく自身を情けないほど愛したいとおもうことさえも。

だけどぼくは欲張りだから、

愛しながら、傷つきながら、泣きながらあまりにも不完全なままで産み落としてしまったそのひとつぶを今すぐきみに捧げてみたい。

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