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色即是空という名の子宮。

変幻自在に憑依する私たちは究極形。

ある夜は娼婦となり誰かの夢の中にすべり込み、

消したいと思うが故に呪いとなったその本能に

灯りを灯しに行く。

これがぼくだというそのひとつぶは

朝にだけ昇る太陽そのものである前に

どこまでも果てしなく広がる

混沌とした闇そのもの。

夜明けになれば、

全てを呑み込む大きな子宮は

否定したいその闇色という口紅を塗り

今日という名のひとつぶを産む。

さすらえさすらえ。

もがきながら。

まだその姿を見ていないだけの

あるべきそれを産みにいけ。

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