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大暑。運命という名の道を開く獅子座の夏。

獅子座の夏。

眠らせて温めていたものが発芽するそのとき。

 

それは不可能を可能にする力。

抗えないから、無力だからと

思い込んでいたその架空の幻想を味わうのを終わらせ、始まる力。

 

要らない枝葉を切り、枯らせたからこそ

実らせる力。

 

死にきったからこそ

生まれてきたその力。

 

もしもその灯りがまだ綺麗事だと思うのなら

不可能だと思うのなら

生きていると感じられないなら

力をかける方向が合っているか

確かめればいい。

 

火を灯すには風の向きを知ること。

 

方向が一ミリでもズレれば

自分らしさという主導権は

「抗えないより強い何者か」に明け渡される。

 

明け渡したまま始めることは

愛ではなく反逆という爆弾を世界に投げることになる。

 

何を伝えたいのか、

固い甲羅のような子宮膜の中に

何を最も大切に守って産まれてきたのか。

 

奪われたくないと感じたそのものは

何であったのかを思い出せれば

獅子座の夏にあなたの世界は再び開く。

 

幻の雲に覆われ、

見えていなかった道がこの足の先に現れる。

 

立て看板に記されたその道のなまえは

「運命」。

 

その道を見る鍵を取りにいくために

蟹座の季節に私たちは

社会という舞台で大切を何者かに明け渡す前に

還っている。

 

この世は他者と競い合う戦場か、

それとも

他者の光のカケラと自分のカケラが化学反応を起こし新しいものが産まれる神域か。

 

どちらに開くかは

わからない自分を知るという人生最大のなぞとき。

 

いつでもその真実は

閉ざされたその暗い内にある。

 

毎晩まるで連れていかれるように

死にゆくように眠りにつくとき、

私たちが橋を渡り、向かうその彼岸に。

 

それでもまた眠いままでも

太陽の光を仰ぐのは

きみに会いたくなるのは

誰かのいのちを見て突き動かされ泣いてしまうのは

「わたしとはこうであった」と知っているから。

 

生きるとは

いのちの可能性を開くとは

未知を知りたいという好奇心を

こう生きたいというあなただけの寸分違わぬ方向に

全力で注ぎ込み続けることなのだと思う。

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